「自分のお葬式」を予想する

少し昔までの日本社会でしたら、ひとたびお悔やみごとがあれば、家族親戚・周辺地域の人々が一体となって、故人を送っていたものでした。近年は核家族化・高齢化・老人の孤立化など様々な要因から、そういった『外からのヘルプ』というものをあまり頼みにできなくなっています。縁起の悪いことを考えるな!と思わずに、自分自身が終焉を迎えた際にどのような措置がとられるのか、自分のお葬式について予測しておくのも、現代においては大切なことです。

経済面の準備としては、まず「死亡保険」が挙げられます。自分が亡くなった際に、お葬式の費用をサポートし、周囲の家族にどれだけのものを残せるか、を計画しておくことができます。このプラン自体はあとから修正することができますので、無駄にはなりません。

一概に、ひとつのお葬式には平均で200万円ほどの費用がかかると言われています。もちろん式の規模や土地柄によっても左右してくるのですが、生前に墓地や檀家寺の費用、斎場のプランなど、少し調べておくのも有効です。地元の斎場で最善の式・会食プランなどがあることを知っておけば、例えば入院先の病院が提携している斎場を勧められたとしても、遺族は迷う必要がなくなります。大きな悲しみに包まれる遺族の負担を減らすためにも、生前に自己の死亡時の備えをしておくのはとても有用です。

急な葬儀でも慌てないためには

先日父が他界したのですが、祖父の葬儀の時とは若干違うスタイルを選択しました。

その一番大きな理由の一つは、長年お付き合いのあるお寺のお坊さんが変わった事です。

ひいおばあちゃんの代から付き合いがあったお坊さんだったので、それまでは曾祖母や祖父が亡くなる度に、100万円、150万円といったお経代を含めたお礼をしていたのですが、新しいお坊さんは良く知らないから普通の数十万円といったお礼をしていました。

葬儀もお寺でしていたのを葬儀場にしました。

葬儀場での葬儀の経験は、お舅さんの時以来でしたが、やはり身内としては葬儀の全てをクリエイトしてくれる葬儀場での葬儀の方が大変楽でした。

それでもやはり2,3日はほとんど親類一同みんな睡眠を取る事が出来なかったので、普段からもう少しいろいろ身の周りを片づけておいた方が良いと思いました。

本当はうちの実家はとても広いので親類が集まっても7人ぐらいは泊まれるはずなのに、母がだらしがないせいで片付いていなかったので、みんなが着替えたり、仮眠を取る部屋すら準備できなかった点を反省しています。

結婚式や葬式といった時しか親類が全て集まる機会はありませんが、普段から協力するようにしておくと、急な葬儀の際にもいろいろな事がスムーズに進んでいくと思いました。

家族葬の定義について

最近、よく耳にする家族葬。
一見、この言葉だけを見ると家族のみで行う葬儀と言う形になっているように思えますが、実際は、そのような事もなく、はっきりとした定義のような物はないのが実情です。
家族葬の場合、一般者の参列をお断りすると言う事ではなく、あくまでも親しい人でお見送りをするという事で、家族のみで行うと言ったような事はないようです。
葬儀の場合、どこまで知らせるか難しい事も多く、悩まれる親族も多くなっています。その為、家族葬として見送り、落ち着いてから報告といった事を考える事も多くなっていますが、実際は、故人がどのようなお付き合いをしてきていたのかなど分かりかねる事もあり、実際は、最後のお別れでもある葬儀に参列したいと思う人も少なくないようです。
その為、後日、不義理によるトラブルを避けるためにも、出来る限り報告をした方が良いとも言われており、家族葬だからと言って、一般の参列を断ると言った事はないのが実情です。
そうなると、家族葬と言っても、家族だけで行われるのではなく、実際は、小規模な葬儀と思って良いと思います。しかし、家族葬と聞いた場合は、念のため、参列する事をご遺族に伝えておく方が良いかも知れません。

葬儀にかかる費用は借りる場所のよって全く違うのです。

葬儀をするのに、立派な葬儀をするとそれだけお金がかかってしまいます。
通常の葬儀場を借りると、200万円~300万円がかかります。
飾っている花の種類で値段が相当変わりますので、お金に余裕がない人は、絶対に初めにお金を相談するようにしましょう。

出来るだけ安く収めたいと思っているのなら、町民会館や市民会館などの、その街で借りることが出来る場所を探して借りるようにしましょう。
葬儀場を借りる費用を減らすことで、葬儀も気持ちよくすることが出来るのです。
葬儀は家族で何回もすることではないので、相場の金額だけしっておいて、あとはどれだけ安く済ませることが出来るのかという点で勝負していくのです。

安い場所で花もつけてお坊さんも呼んで、総額で30万円程で葬儀が出来ることもあるのです。
場所代が5万円としてあとはそれに見合った花や、坊さんを呼んでくるかにかかっているのです。
坊さんの金額が10万だとすると、総額30万円で坊さんが10万円だと高いように感じます。
しかし、300万円の中の坊さんの値段が10万円と聞いても安く感じてしまうのです。
その点の感覚をもう一度見直して、葬儀にかかる費用が本当に必要なものなのかということを、突き詰めて行かないといけないのです。
生きている人間を大事にするのであれば、葬儀はしめやかに収めるべきなのではないかなと思いますね。

お葬式の服装のマナーについて

お葬式の服装に戸惑う方もいらっしゃると思います。
大人の人の場合、お葬式だと、スーツや、黒いワンピースなどが基本です。
しかし、子供の場合どういった服装が良いのか、分からないという方も多いと思います。
大人の場合、黒い服装が望ましいとされていますし、喪服などを選ぶことが大切です。
しかし、乳児、また子供の場合は喪服などが用意できないということもあります。
お葬式の場合の子供の服装ですが、まず子供の服装は、制服などが望ましいとされています。
小学校以上の場合、制服などがあれば、こうした制服を着用して出席すれば問題はありません。
ですので、制服がある場合それに着替えるのが一般的です。
しかし、赤ちゃん等の場合、なかなか黒い服などがない場合も多いです。
こうした場合、パステルカラーなどの服を選ぶのが良い方法です。
パステルカラーの中でも、水色や白などの淡い落ち着いた色を選ぶのが良いでしょう。
こうした色の服装を着ており、またあまり派手でなければ良いとされています。
お葬式は急な時が多いです。
急に参加することになった場合、用意するのが大変です。
ですので、なにか緊急に備えて、なるべく普段からこうした服を用意しておくことをおすすめしたいと思います。

最後は自宅で

最近では葬儀場のホールが色々なところにあり、競争も激しくなり色々な付加サービスで顧客獲得を目指しているようですが、できることならずっと過ごした自宅で最後まで見送ってあげたいと思う方もまだまだ、おられるはずです。
私の体験談ですが、母が60代という若さで亡くなりました。当時の仕事の関係で、葬儀屋の系列の花屋さんの知り合いがおり、相談しました。
その人に、どういう風にお母さんを送ってあげたいのかと聞かれました。まずは、母が一番落ち着けるはずの場所、自宅で送ってあげたい。そして、母が大好きだった花に囲まれて送ってあげたいという2つのことが、すぐに出てきました。喪主は父でしたが、妹と2人でほとんどの段取りをしました。
花屋の知り合いは、葬儀屋にも掛け合ってくれて、かなりわがままを聞いてもらった上、料金もかなり下げてもらったようでした。
葬儀と言えば、菊というイメージがありますが、菊が嫌いだった母のために、菊を1本も使わない祭壇を作ってもらいました。
花屋の知り合いも、葬儀屋の人も、こんな祭壇は初めてだと言っていました。
すごく、色合いも柔らかでかわいいイメージの祭壇をきっと母も喜んでくれているだろうと実感しました。
そこまでやってくれた関係者の皆さんに、感謝あるのみです。
私の場合は知り合いに葬儀関係者がいたというのが大きい要因かもしれませんが、自宅でやることで、ホールなどではできないことが色々できるんではないかとも思います。

クラウドサービスを利用した葬儀のあり方

生前に葬儀に関する希望を書き記したエンディングノートを用意するケースが増えています。しかし突然亡くなってしまい、すぐに遺族が葬儀社と打ち合わせをしなければならない時に、エンディングノートを仕舞った場所を探し始めたのでは準備が間に合わないケースもあります。
そこで葬儀の新しいあり方として、クラウドサービスを利用する方法が提案され始めています。エンディングノートは紙ですので火事が発生して燃えてしまったり、間違って捨ててしまったりという可能性も無くはありません。震災が発生した時もクラウド上に記録があればパソコンが故障してもデータは安全に保管されます。さらに、クラウド上に葬儀に関する希望を記録しておくことで、逝去後速やかに葬儀社へ連絡が伝わり葬儀の準備を進めてもらうことが可能になります。最愛の人を亡くした遺族が葬儀の全てを準備するのは困難ですから、あらかじめ登録をしておくことで準備を任せてしまうことができるのです。
また、生前に自らの葬儀の内容を変えたいと考えた時も、ログインをすることで修正が簡単にできるようになり葬儀社へ何度も連絡を繰り返さなくても済みます。さらに葬儀へ出席してもらいたい友人や知人の連絡先を登録しておけば、電話だけでなく一括して電子メールなどで連絡を取るといった方法も利用できます。

納得のいくお葬式をあげるために

ほとんどの人が、身内の人が亡くなった後に、あわててお葬式の準備を始めるようです。
たいていは、入院していた病院と提携している葬儀社が手配をし、そのままお葬式をお任せするといった流れになります。ただ、これだと思っていたよりも多くの出費がかさんだりして、後でトラブルになることも少なくありません。
そうならないためには、できるだけ本人が生前からどんなお葬式をあげてほしいのか、文書などに残しておくとよいでしょう。たとえば、お葬式に呼んでほしい人や、弔辞は誰に読んでほしいのか、また壇上に飾る花の種類や、どういった形式がよいのかなど、細かく考えて書いておくと、残された家族も故人の遺志を尊重したお葬式をあげることができて、安心なのではないでしょうか。
最近では、従来のようなお葬式をあげるのではなく、木の根元に骨を撒くような樹木葬という形式などもあります。少子化の影響もあり、形式にとらわれず、自由なお葬式を希望する人が増えてきているようです。
いずれにしても、お葬式のためのお金は残しておくことが、遺族に対する最後の思いやりだと言えます。悲しみに沈んでいるうちに、納得のいかないお葬式になってしまったと後悔することのないように、事前に準備をしておくことが大切です。